みなさんもご存じのプリトゥヴィツェ湖群国立公園が指定された数カ月後のことです。
ダルマチア地方北部に位置し、広さ約96平方kmのエリアに、豊かな森林が 広がっています。パクレニツァ国立公園には大二つの渓谷があります。ヴェレビトゥ山に深く切り込んだ「マラ・パクレニツァ渓谷（小）」や「ヴェリカ・パクレニツァ渓谷（大）」です。
ここはクロマツの林が特徴的で、かつてその樹木から抽出した 松ヤニを意味する言葉から、パクレニツァの名前が付けられました。
パクレニツァには毎年10万人以上の観光客が訪れており、中でも春から秋にかけては、クロアチア最大の崖アニッチ・クック（712m）に挑戦するロッククライマー が数多くいます。
また、国立公園内には有名な洞窟もいくつかあります。その中でも最大のものが「マリタ洞窟」で、ヴェリカ・パクレニツァ渓谷の上から、ヴェリカ・パクレニツァとマラ・パクレニツァに挟まれたヤマ・ヴォダリツァまで続いています。
その他にも、1000種類以上の植物や様々な動物が生息しており、この地域固有のものも多くあります。中でも最も多く見られるのは鳥類（230種）で、その他53種類の哺乳類、31種類の両生類/爬虫類、11種類のヘビがいます。
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