クロアチアの周辺諸国を巡る

スロベニアの魅力はなんといっても自然の美しさにあります。
日本の四国ほどの大きさしかないスロべニアには、小さな国家ながら緑で覆われ、変化に富んだ美しい風景が溢れています。
「アルプスの瞳」とも称されるスロベニアを代表する湖、≪ブレッド湖≫、長さ27kmの洞窟でヨーロッパ最大の大きさを誇る≪ポストイナ鍾乳洞≫、１９８６年に世界遺産に登録された石灰石の洞窟≪シュコツィアン鍾乳洞≫、ルネッサンス、バロック、アールヌーボーなど、様々な建築様式の歴史的建造物が立ち並ぶ首都≪リュブリャナ≫が人気の観光スポットとなります。また、スロベニアは温泉大国としても知られ、中世の時代から医療用の飲料水として愛されてきたスロベニアの天然温泉水ドナウォーターは日本でも発売されているほど人気です。

ボスニア・ヘルツェゴビナは北と南西はクロアチアに、東はセルビア、モンテネグロに接し、わずかにアドリア海に面しているが、実質的には内陸国に近い国。
旧ユーゴスラビアからの独立後、激しい紛争の舞台となりましたが、1995年の紛争終結以来、着実に復興してきており多くの観光客を引き寄せるまでになりました。
観光名所は西洋文化と東洋文化が交わる町≪モスタル≫。オスマン朝時代に造られた美しいアーチの石橋、スターリ・モストはボスニア･ヘルツェゴビナ紛争の際に一旦破壊されましたが、2004年に再建され、2005年に世界遺産に登録されました。トルコ的な雰囲気が色濃く感じられるオリエンタルな香り漂う街は必見です。

2006年にセルビア・モンテネグロから分離独立したモンテネグロ。
西部はアドリア海に面し、ビーチリゾートや世界遺産に登録された街コトルなど、小さいながら多彩な魅力のある国です。
主な観光地はドブロブニクからの日帰り観光スポットとして人気で1979年には世界遺産に登録された≪コトル≫。入り組んだコトル湾の奥に位置し、背後にそびえる険しい山に囲まれ、旧市街にはバロック様式の建築物が立ち並んでいます。
アドリア海沿岸で最古の町とも言われ、高級リゾート地でもある≪ブドヴァ≫、風光明媚な海辺の街でモンテネグロ一の高級ビーチリゾート≪スヴェティ・ステファン≫も人気の観光地です。