ガイドブックで調べるとスロベニアとの国境近くの田舎町にあり、1970年代に発見され主に医学療法として利用されていると事。自称温泉マニアとしては行かずには済まされない、レンタカーをプーラ空港で借りて田舎道を走ること2時間、何もない畑の中に大きな岩が出現し、その岩のがけ下に目的の温泉がありました。施設の周りには硫黄のにおいが漂っています。うーん、これは本物だ!

ホテルが併設されているので1泊することにしてチェックインのためにロビーへ。
??? 中にはおじいさん、おばあさんばかり、中には歩行困難で松葉杖の人もいて、ガイドブック通り温泉療養のお客さんばかりです。健康な(メタボ気味ですが)中年男性は私だけの様子、ホテルの作りも1970年代の建築だけあって古くさい。その昔共産圏によくあった味気のない目的重視のホテルのようです。
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気を取り直して温泉施設へ、中には個人用のバスタブが20程とその奥には約25mの大きなプールがありました。
個人用のバスタブは療養士から時間や温度などの処方があって利用できるようで、日本の温泉のように気軽に誰でもはいれる訳ではないらしい。その代わりにプールは水着・帽子着用ですが、誰でもOK。ロッカーで着替えていざプールへ。多少硫黄臭いものの、かなりぬるめで温泉で温まるというには程遠い。入っている間に寒くなったので10分で出ました。ちょっと、いや、かなりがっかりかな。

併設されているスパ施設では、フィンランドサウナやスチームサウナがあり、エステ・マッサージなどのサービスがあるようですが、こちらは真水(井戸水)との事でありがたみが薄く入場しませんでした。


わざわざこの温泉まで出かけるのはかなり疑問ですが、プーラからこの温泉まで行くドライブは最高です。
ローマ時代からの田舎道が続き、周りの山々と深い森、ときおり丘の上にぽつんとのっかている集落の光景は南イタリアや南フランスの光景にダブります。海のクロアチアというイメージでしたが、内陸部のクロアチアも味わいがあります。

特にモトブンの街並みは美しくぜひ訪れてください。ヨーロッパの中でも人気が高い小さな街です。
温泉に泊まるよりこの街のホテルに泊まったほうがよかったと後悔しています。中世がそのままタイムスリップした街に今も人々が生活していて、全く観光地化されていリアルなヨーロッパの田舎がありました。


モトブンはトリュフの里とも呼ばれていて、回りの深い森がその産地らしい。
地元産のトリュフ料理の店が数軒ありました。
モトブンについてはまた別のブログで紹介します。
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