お金について


クロアチアはクーナ(アルファベットの略はKN)という自国通貨を持っています。
 
昔、クロアチアの東のスラボニアでは黒テンが生息しておりその毛皮で多くのものを手に入れることができた、物々交換の際のお金として使われたことから通貨の名称がクロアチア語でイタチ科の動物を指すクーナが使われるようになりました。
 
最近はクロアチア国内の多くの両替所・銀行で日本円からの両替が出来ます(ただし、あまり観光客が来ないような銀行は今まで見たことのない日本円札を偽札と間違えては大変と両替を断るところがまれにあります)。ホテルでも日本円を両替できるところが多くなっており銀行の為替レートを使用しているところがほとんどです。空港での両替レートはあまり良くありません。また、再両替の率は悪く日本では再両替は出来ませんので換えた分は使いきり、足りなければ再度両替する・クレジットカードと併用するというかたちが良いでしょう。観光客が多く訪れる土産店・レストランなどではユーロ通貨が使える場合があります。その割合はザグレブ2、3割、スプリット5割、ドブロヴニク8割位でしょうか(列車以外の乗り物の切符はクーナ現金で、スーパーでの支払いはクーナかクレジットカード、施設入場料金はクーナかクレジットカードが可というところが多いです)。ユーロを使いたいという場合はまず「ユーロOK?」と係り員・店員に尋ねてみて下さい。
 
現在1クーナが約18円前後,1ユーロは約7~7・5クーナです。日本の消費税にあたる物品税が25%(全てに均一の%ではありませんが)掛かっていますが値段の表示は内税です。リーパと呼ばれる補助単位があり100リーパで1クーナとなります。金額表示は小数点以下がリーパとなりますので、特にクレジットカードでの支払いのときに金額確認を!また、悪気はなくお釣りを間違えてしまう場合(計算が苦手・・・という方だったり、受け取ったお札の額を勘違いしてなど)があるかもしれません。必ずお釣の額をその場!で確認して下さい。
 
お札は良いが小銭が使い慣れる頃に帰国・・・という方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?
 
クーナの単位の硬貨は片面に黒テンのデザイン、5クーナ(もう片面に熊のデザイン)、2クーナ(魚;マグロ)、1クーナ(鳥;ナイチンゲール)の3種類。可愛らしいですよね?
 
補助単位のリーパは菩提樹を指す言葉、デザインにこの菩提樹が刻まれています。また菩提樹の花が咲くのが6月なことからこちらでは6月をLipanjといい、花を摘み取ってお茶にします。スーパーに行く機会があればLipaのお茶を探してみて下さい。
写真はそのリーパです。
 
これから夏本番、スリが観光客を狙って出稼ぎ(?!)に精を出す時期でもあります。







アドリアエクスプレス
アドリアエクスプレス

  • クロアチア
  • 通貨
  • クーナ
  • 旅行
  • ツアー
  • 個人旅行