『アルプスの瞳』と称されるブレッド湖に浮かぶ教会


 イタリア・オーストリアの国境に近く、その澄み切った湖面に2,864mの雄峰トリグラフ山を映し出すブレッド湖は、スロヴェニア随一の観光名所です。
17世紀ごろから湖の周りはリゾート地となり、今となってもその美しさを一目見に来る観光客を魅了し続けています。
なかでも目立つのはその美しい湖の中心に位置している島の上にそびえる赤みがかかった15世紀に建てられた教会、聖マリア教会です。
この教会では頻繁に結婚式が挙げられており、伝承では教会にあがる99段の階段を新郎が新婦を抱えて登りきれたら夫婦の願いが叶うそうです。
この教会に行くには湖畔から小さな手漕ぎのボートで渡るしか手段は無いです。
どうして便利なモーターボートを使わないのかというと、湖の透明度を保つためだそです。
そして湖の北側には湖面から100mの断崖絶壁に建つブレッド城があり、城内はロマネスク様式の壁とゴシック様式の棟で囲まれた1階と今では博物館とレストランになっている2階に分かれています。博物館には青銅器時代から綴られるこの城にまつわるものが展示されています。徒歩で行くと大変であるため、馬車などで行くことをお勧めします。

ブレッド湖の周りは閑静で牧歌的な雰囲気の景観が残されており、出来れば数日滞在して、周辺にある豊富な自然を満喫したいところです。








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