91年から始まったクロアチア紛争の戦禍に呑まれ疲弊したこの街を立て直そうと、爆撃によって破壊された海岸線に平和を願って、クロアチア人建築士のニコラ・バシッチが作りました。
彼はこの海岸の再設計にあたって、海を見るだけでなく階段の下部にパイプを取り込んで音を奏でるようにしたのです。
このオルガンは、浜辺の階段の下部に35本のパイプを埋め込んで、波とともに吹き付ける風がパイプを通ることで音を奏でるしくみになっています。
オルガンは幻想的な音を奏で、観光客だけでなく地元民の憩いの場になっています。
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