『クラヴァトの日』は2007年に初めてできた記念日で、クラヴァトにちなんださまざまな行事が全国で行われました。
イストラ半島の港町プーラに残る古代ローマの円形闘技場では、円形闘技場を人の首に見立て、赤いクラヴァトを巻くという野外芸術創作が行われました。10月18日が選ばれたのは、こちらのイベントが行われた日を記念したためだそうです。
円形闘技場はアレーナと呼ばれ、紀元一世紀ウェスパシアヌス帝の時代に完成したもので、ローマ帝国内のいくつものアレーナの中でも大きく、ほぼ完全な形で残っている貴重な建造物です。
正門のところで結び目を作り、剣先を海岸に向かって垂らしたこの巨大クラヴァトは、全長808m、見える部分の最大幅は25m、総表面積は8,250m2です。
この生地はザグレブ郊外の縫製工場で織られ、使われた糸の全長は115kmにおよびます。この巨大クラヴァトは、プーラまでの陸路250kmを大型トレーラーで慎重に運ばれました。
この計画は、クラヴァトの歴史や文化を研究するとともに、クラヴァトに関わるさまざまな創作芸術活動や、出版・講演・討論・展示会など文化記念事業を国内外で行っているAcademia Cravatica(AC)クラヴァト・アカデミーの企画によるもので、国内外で大きな反響を得ると共に、世界最大のクラヴァトとしてギネスブックに登録されました。
今年のクラヴァトの日にはどんなイべントが計画されているでしょうか。
クロアチア旅行コンシェルジュ【アドリア・エクスプレス】
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